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分からなくても伝われば

第12章 えっ嘘そんなはずは!


「いただきまーす」

 太陽の光をいっぱい浴びて元気に育った野菜さん、調理されて屍状態~☆
 どうもみなさん、園田聖星です。頭イカれてる子じゃありません。そこんとこ注意。

「げほっげほっ」

 悪寒を感じたのか、櫻井さんがむせた。やだなあ、もう。
 ……わっ、私の考えてることが分かったんじゃないでしょうね!? 知られてたら私死ぬよ!?
 もうっ、このクソっ!! あっあっ、今の嘘! 今の嘘だからそんな目でこっちを見ないでえええ!!!!

「聖星ちゃん、大丈夫?(頭)」

「さ、櫻井さんこそ大丈夫ですか?(あくまでむせた方にたいして)」

 えっ何この感じすっげー怖い。そして既視感が……。なにこれ、デジャヴかな……。
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