第6章 アイドルに恋なんて当たり前すぎるからしません!
「で、何故に二宮さんが帰ってきているのですか」
「仕事終わったからに決まってんじゃん。あんたバカ?」
いや、普通私が嫌いなら死ぬまで帰って来ないと思うのですが。帰ってきたとしても、もっと夜中とかに……。
「俺がお前に会わないようにわざわざ時間つぶしにどっか行ったりすると思う?」
「ないですね」
即答。そうだ、二宮さんはそういう人なんじゃないかと思われます。私の友達にこういう子がいたから対処法は知ってるぞ。
「寝るから。部屋入ってきたら殺す」
「強要されても行かないんで安心してください♡」
笑いながらそう言うとキモいと言われた。殺すとか言ったのは誰だ、おい。