第2章 部屋に入ったら
「なら、この生活に満足してないってこと」
「さあ、どうでしょうか。私まだ一泊もしていないんで。お風呂が綺麗とか寝心地がいいとか夜中の外のうるささが気になるとか、そういうのまだ分かっていないんで断言はできません」
「うわっ、聖星ちゃん真面目」
「外野は黙っててくれませんか」
真面目と言ったのは多分相葉さんだ。相葉さん、口数地味に多いんですが。あと、大野さんはいつまで寝るのか。そしてこの人たちは仕事に行かないのか。
アイドルって見かけによらず暇なんだろうか。嵐って忙しそうなイメージだったのですが。
「すみません」
相葉さんは素直だ。嫌いじゃない。