第3章 chapter3 四人の記号
『でも、この道って行ってたけど本当に居るのかな?』
「多分、居ると思う…だってこの道は…ほら!居た」
目の先には素足の貧乏な子供にお金をあげてる人が居た
「これで、色々と買いな?」
「うん!ありがとう!サラン様!」
そう言って子供は嬉しそうに去って言った
「って、クマ太郎…お前見てたのかよ?声掛けてくれれば良いのにさ!」
「いやーお金にケチなサランがまさかあげるとは思わなくて感心して見入ちゃってさ!」
「何だとー!僕だって、そんな時くらいあるし!」
「アハハ、そうだよね?ごめん」
「っで何しに来たんだ?」
「新入りを案内してるんだ!」
「あー!お前か!僕は、サラン!この国の金とかを色々とやってるダイヤだ!宜しく!」
『宜しくね!サラン』
「ふうーこれで、終わったー!」
「お疲れー!」
『そういえば、さっきから新入りと新たな子とか言ってるけど、これは夢だから
どうせ覚めちゃうと、思うけど…』
「そうだね………」
「そう……だな」
そう話した途端、二人は黙りかけた
どうして黙るのだろうか?
え?覚めるよね?
少し不安になった