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第7章 chapter7 夢と現実


【珱祐視点】


先生を呼ぶ声がする…きっと、帰って来たんだ


「多分、夢から覚めようと必死に戦っているのでしょう」

俺は必死に母親の名前を呼んだ

「此処にいるわよ」

いつもの通り優しい声

ああ…帰って来たんだな

そう思い起きた

ただ、それは違った

抱きしめられてるがその顔はお母さんじゃなかった
目はぐちゃぐちゃで真っ赤な血を流している

「良かったわ…」

俺は言った

『何で…何で夢から覚めてねーんだよ!お前は母さんじゃない!』

そう言って突き飛ばした

「おい!自分のお母さんになんてことするんだ!」

父さんも違った、父さんはそんな目玉が取れてない!

『違う!お父さんはこんなんじゃない!』

そう言って俺は走った

この世界から抜け出さないと

また、クイーンが来る!

このままじゃ殺されてしまう!

しかし、外を出るとクネクネした

次元だった

『何で…何でだよ!何で俺が…こんな事に…』

とにかく抜け出さないと…そう思い

通れる所を通ったりしてる

『ドアはどこだ?ここか?』

するとストレッチャー見たいのが勢いよく

襲ってきた

『うぁぁぁ』

さっきから走ってばっかりで疲れた…

どうすればこの世界から出られるのかな?
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