第6章 chapter6現実の世界と逃亡
俺は、大変な事をしてしまったようだ…
でも、殺されるのは嫌だ!死にたくない
そう思い走る
そこで、リノに会った
「珱祐君………」
『近寄るな!』
俺はリノにナイフを向けた
「……珱祐君…私、何も持ってないよ?ほら…」
『嘘だ…どうせお前も中に隠し持ってるんだ!』
そう言うと彼女はため息をして真剣な顔になった
「…そんなに疑うなら、殺して見なさい
私は、覚悟は出来てるし…襲うつもりなど一切も無いから手は出さないから…」
『じゃあ、殺す前に一つだけ聞く、クリスティアーノの泉はどこにある』
「クリスティアーノの泉は…この先よ?」
『そうか、ならありがとう…』
「さあ、早く殺しなさい」
そう言われると俺は無意識に剣を向けて
襲いかかっていた
リノは顔は笑顔だったが目からは涙が出ていた
そして、リノは倒れた
俺は人に対して完全に疑心暗鬼になっていた
『この先だよな………』
そう言いながら走った