第6章 chapter6現実の世界と逃亡
そう言えば俺は何人殺してるんだろう…
分からなくなった…
でも、それしか方法は無いんだ
殺されそうになったから殺した…
自分の身を守るためだから…仕方が無い
そう思ってしまう
すると教会に着いた
すると大勢の群民が居た
そして、一斉に俺の事を見た
「人殺し……」
「人殺し……」
そんな風に言われた
違う!俺は人殺しなんかじゃ……
「私の子供を返しなさいよ!!」
「人殺し!!あんたは死刑にされるべきよ」
『…いや、俺は……』
「いやーとっても惨めで面白いねー?見てて楽しいよ?」
そこに座って笑ってるのは
サランだった
『お前のせいで、こんな事になったんだろ!?責任とれよ!!』
俺はサランの胸ぐらを掴んだ
するとサランは少し笑ってから言った
「はー?それは知らないよ、だって子供にあげたのは君でしょ?だから、君が自分で渡したんだよ?自分で犯した罪なんだよ?認めなよ?」
『てめぇ……』
「それに、もうそれだけじゃ済まないでしょ?沢山の人を殺したんだよ? それなのに逃げるなんてねー?」
『うるせえ!俺は何もやってない!!』
「やってるよ?」
『うるせえ…!』
そう言って俺はサランを押した
すると、サランは後ろに倒れ
机に頭をぶつけた
頭から沢山の血が出て
即死だった
まわりはざわついていた
『あ、あ……うぁぁぁ』
そう言って俺は逃げ出した
また、俺は人を殺して……
『なんで、何でだよ……』
そう言って俺はとにかくクリスティアーノの泉を目指した