第9章 王様焦る
俺が彼女にたいして
必要以上に心配性になったのは
すべて
こいつのせいだ
ジュ「お前うちのばばあに
手紙書いてただろ?
俺勝手に読んだんだよな~
魔法の勉強してんだろ?
勝負すっか?ははははっ」
「勝負にはならないと思いますけど…
あっ見てください!」
ヨナはそういうと
魔法で小さな氷の塊をつくる
ジュ「へぇ…」
ニヤリ
と笑うジュダル
ヨナ が作った塊の何十倍の
氷の塊を造り出す
「わぁぁすごい…っ」
ジュ「だろ~?
そして俺はいまから
これを…」
「…ぇ?」
ジュ「お前に放つ!」
「えええええええ!」
ジュ「逃げたほうが
いいんじゃねぇの?」
シン「やめろ
ジュダル!!」
ジュ「あははははは
おもしれぇ~!」
「ぃゃー!!こわいいいい!!」
――そうだ
こいつが怖いんだ――