第9章 王様焦る
「ぃっぃったっ!!
ジュダルさんっ氷ぶつけるのやめてくださいよぉ…」
ジュ「やだねっ
ああだったら遊びにいこうぜ!!」
シン「それはだめだ」
――とてつもなく怖い
ヨナを遠くに連れていってしまいそうな
こいつが怖い――――
ジャ「…シン?」
シン「はぁ…大丈夫だ。下がっていてくれ」
ジャ「…………ええ。」
シン「ジュダル。彼女に氷をぶつけるのやめろ…
ほら君はこっち、おいで」
ジュ「はぁぁぁまじバカ殿…」
シン「何とでもいえ」
「ふふふっジュダルさんっ
シン様はバカ殿じゃ
ないですよっ」
優しくジュダルに笑いかける
――やめてくれ
そんなやつに
笑いかけてやる必要なんてないのに―
ジュ「あーあおもしろくねぇ~!」
「近いうちに…
わたしから伺いますから
紅玉様にも、会いたいですし…」
シン「なっ!」
ジャ「煌に?お前が?」
「ご迷惑…ですかね」
シン「ちょっと!!まっ…」
ああもう
どうして君は
この手の中で
じっとしていてくれないんだ――