第6章 王様疲れる
「私…こんな魔法みたの初めてです
…魔法でお家が建てられるなんて」
ユナンさんが呪文を唱えたあと
光りのなかから
木が出てきて木材になり
みるみるうちに…
お家ができちゃいました
ユナン「さ、お茶が入ったよ」
「ぁ…ありがとうございます
頂きますっ」
ユナン「美味しい?」
「はっはい!とても!!」
ユナン「良かった…じゃあ何か質問、ある?」
「ぁ!!はぃ!えと
この魔法のお家…すごいです
一体どうなっているのですか…」
ユナン「うん。
これはね錬金魔法といってね
実際に家が建てられてる訳じゃないんだ」
それからユナンさんは
ニコニコと
錬金魔法の仕組みを
教えてくれました
少し難しかったですが
ヤムライハさんに
教えたらきっと喜んでくれそうです!
そして二杯目のお茶を飲み終えたとき
ユナン「じゃあそろそろ戻ろうか
外のおじさんがうるさくてたまらないな」
「ぇ…私には何も聞こえないんですが…」
ユナン「フフフ、今魔装までして
こっちに来ようとしてるみたいだよ」
「ま、魔装ですか
ユナンさんすごいですねぇ…
私には何も」
ユナン「僕は地獄耳、なんだよ」