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君が好きだから
第4章 トモダチ
「やめろよ、そういうの」
後ろから男の子の声がした。誰がそんな……。
「うっわ葉山じゃん、うっざ。うちらの話勝手に入ってくんなよ」
「モテてるとか思ってんの? あ、転校生にアピってんでしょ」
葉山君だ。いつもこの人が助けてくれる。
……ううん、違う。
葉山君が助けたのは私じゃなくて紗有ちゃんの方なんだ。もうやだ。なんで私こういう妄想しちゃってんの――――。
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