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【黒子のバスケ】褪せないオレンジ

第2章 婚約者とか、実在するんだな




*楓side*


私には幼なじみがいる。
 
まだ私が幼稚園に通っていた頃、家の近所の公園で知り合った男の子。
 
赤い髪と瞳、利発そうな顔。

初めて彼を見た時は、幼心に「王子さまみたい」なんて思ったものだ。

私の髪は地毛がオレンジと派手で、おかしいだとか、染めてるだとか、物心ついた時から言われていて、凄くコンプレックスだった。

だから、同じく派手な髪色の「王子さまみたい」な彼に親近感が湧いて、勇気を出して話しかけたのだ。



──その幼なじみの名前は、『赤司征十郎』という。


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