第8章 閑話
ぼーっとしながら景色を、木の葉の街をみていたら、、突然、イタチ兄さんがゆっくりと近づき、両手をわたしに向かってきてのばしてきた。
その両手はわたしを包み込むようにそっと背中にまわされ、動きを止めた。
イタチ兄さんのさらさらとした髪が、わたしの頬を撫でる。
わたしはイタチ兄さんに抱きしめられていた。
優しい優しい、そっと包む込むような。
それでいて少し縋り付くような。
心地よい抱擁だった。
・・・・・・・って、え?
いやいやいやいや。
感想述べてる場合じゃないデショ。
イタチニイサンニダキシメラレテル。
抱きしめられてるんだよ!?
大事件だよ!
あのイタチ兄さんが!このわたしを!
だ・き・し・め・て・・・るーーー!!
ふぐぐ、酔いそう。
イタチ兄さんの大きな愛に酔いしれそうです!
もっと愛を注いでいいんだよ!イタチ兄さん!
わわぁぁああ。
ぐふ。
ふぅ。落ち着かなきゃ。