第8章 閑話
「なあ、ミユキは何者なんだ?」
「え。。」
突然の問いに、思わずどきりとする。
なに、もの?
もしかしてわたしが転生者だってばれてる!?
いや、そんな。
そもそも転生者という概念自体がないはず。
じゃあなんで
「君と話していると、なんだか大人と話しているような気分になることがある」
あ、そういうことか。
一応、通算年齢20だからね。
大人と言えば大人。
まあ、そんなこといえないけど。
どうしよう、なんて言ったらいいんだろう。
わたしが考えていると
「いや、すまない。変なことを聞いたな」
とイタチ兄さんは、質問を取り止めた。
私的には、助かったかな。
言い訳、思いつかないし。