• テキストサイズ

心【NARUTO】

第8章 閑話


そんな考えが表に出ていたのかもしれない。
イタチ兄さんが、苦笑して「聞きたいことでもあるの?」と聞いてくれた。

さすが我が兄である。

若干7歳にして、気遣いの出来る紳士だなんて。


「イタチ兄さんは・・・その、わたしに褒められると、迷惑?」

思い切ってそう聞くと、イタチ兄さんは意外そうな顔をした。

「そんなことない。どうしてだ?」

「だって、さっきわたしがほめたら困ったような顔してたから・・・」

迷惑だったら心の中だけで褒めるよ!と、心の中で言う。
イタチ兄さんの迷惑にはなりたくないからなー。
嫌われたら生きていけない気がするし。
いや本気で。

「ああ、それはきっとあれだ」

「あれ?」

「俺は、もうアカデミー卒業して下忍になってな」

!?

「だから、ミユキとこんな風に修行できる日も少なくなる、と考えて少し寂しかったんだ」

はにかみながら恥ずかしそうに頬をかくイタチ兄さん。

大人になったイタチ兄さんは、寂しいなんて言わなかったのに・・・(前世情報)。
子供だからか!イタチ兄さん!

萌える!
やばい、これは・・も、もだえ苦しみそう。

「そ、そっか」

「ああ」

・・・


ふたりの間に、気まずい空気が流れた。

/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp