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心【NARUTO】

第6章 はたけカカシ・・・・・?



頼まれた買い物は、団子。

みたらし5本

これだけだ。


「おじちゃん、みたらしだんご、5ほんください」

手をパーの形で前に突き出して、団子屋のおじちゃんに注文する。

「あれ、ミユキちゃん、今日はひとりかい?」

「はい、おつかいにきました」

にっこり笑って言うと、感心したようにうなずかれた。

「そうかいそうかい、偉いねぇ。よし、おじちゃんがなにかおまけしてやろう」

なんですと?
おまけ?

「いいんですか?」

「いいのいいの。ミユキちゃん家は常連さんだから」

そうなのだ。
ミコトさんはよくここへ、団子を買いに来る。

いわゆる常連さんなのだ。

前からそうだったらしいが、わたしが来てからは、さらに来る頻度が多くなったらしい。

「ありがとうございます」

「はいよ。またミコトさんと来てくれよ」

「もちろんです」

思わぬところで食料ゲットだ。


商品を受け取って、帰ろうと振り返ると、誰かと目が合った。

白い髪。
片目を覆う額当て。


よく見ても、見なくても、カカシだ。

何故ここにカカシが?
団子、好きだったっけ?

しばしそこで立ち止まる。

考えるのは、接触するべきか否か。

そろそろ、人脈というものを作ってみようかと考えていたところだし、試しに話しかけてみるのも良いかもしれない。

でもなんて話しかければ良いのかな?
いきなり知らない女の子、しかも幼児、に話しかけられたら、戸惑うし、なんだこいつ、とか思われるよね。
いやいや。
ここは当たって砕けろ、だ。

思考は前向きに、だ。





・・・・目が合ったってことは、カカシもこっちを見てたってことだよね。
うんそう。きっとそう!
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