第19章 原作開始
わたしのことを話そうと思う。
わたしは、教師だ。
ナルト、サスケ等と一緒に班として活動したいと思っても、出来ないのが現実。
と、思っていたら。
「お主は第七班につけ」
という火影様の一言によって、それは現実になってしまった。
不躾かとも思ったが、理由を聞いてみると、なんとも意外というか、想像もしないような理由だった。
わたしとサスケのことを気遣ってくれたのだという。
と、いうより、サスケの方を気遣ってくれたという方が正しいかもしれない。
サスケはあの事件の時から、イタチをひどく憎み、恨み、いつか復讐してやろうとそればかりを考えて生活していた。
近寄りがたいオーラを放ち、笑うことをしない。
常時周囲に気を張り、ただ強くなることだけを考え、休むことはない。
そんな状況だから、彼はとても危うい。
サスケはいつ、何をしでかすか分からないのだ。
実際原作では班結成から1年経たずに里抜けしているわけだし。
さて、そんなサスケだが、唯一その警戒を解くときがある。
それが、わたし—ミユキといるとき。
らしい。
火影様が言っていた。
わたしはこのことを聞いたとき、天に召されてしまうかと思うほど喜んだ。
だってそうだ。
わたしだけがサスケの特別だ、と言われているのだから。
喜ばないわけがない。