第15章 別れと出会い
それから
修行したり、時々街に行ったりしてデイダラと一緒に過ごした。
あの爆発をみた一件以来、デイダラはやたらとわたしに芸術の、というか爆遁の話をする。
芸術はどういうものだとか。
新しい技をつくったとか。
威力をあげる方法を考えたとか。
成果に関するものが比較的多い気がする。
褒めてほしいのかもしれない。
と、毎回思うから、気づいたら褒めるようにしている。
褒めると嬉しそうな顔で笑うから、こっちも気分がいい。
素直ないい子。
それが将来あんなかんじになっちゃうなんてねぇ、残念だねぇ。
と、そんな感じで日々を過ごして。
ついに。
岩隠れを出ることになった。