第6章 地方公演
涼介くんは私を優しく抱いてくれた。
本当に幸せ。
涼介くんは更に疲れてしまったのだろう。
眠りに就いていた。
私は眠れず、部屋を出た。
愛「あれ?有岡くん?」
ロビーに出ると有岡くんがいた。
大「愛湖?どうした?こんな時間に…。」
愛「目が覚めちゃって…。」
大「そっか。」
しばらく沈黙が続いた。
大「山田は?」
有岡くんが沈黙を破った。
愛「あ、寝てる。疲れてるみたい。」
大「俺なら眠れねーよ。愛湖が隣で寝てるんなら。」
愛「//」
大「そんな顔、山田以外に見せない!」
愛「どんな顔…?」
大「ばかっw お前ホント可愛いのな。」
有岡くんは私の頭を撫でながら、そう言った。