第14章 ツアーラスト公演
それから、メンバーが私の前で立ち止まってはファンサをくれた。
皆、私が泣いてたからか、面白い事ばかりして笑わせてくれたんだ。
薮「ラスト行くぜー!」
アンコール3曲目。
これでツアーも終わる。
終わったら、ちゃんと涼介と話すんだ。
幕が降りて、お客は続々と会場を後にする。
私はまだ余韻が残っていて、その場を動く事が出来なかった。
采「愛湖ちゃん。」
愛「片桐さんと…橋村さん。」
零「こんにちは。」
いつの間にか私の席にやって来ていた片桐さんたち。
采「さっきのあれ…何なの?」
愛「え…?」
采「涼介くんと握手してたじゃん?しかも愛湖ちゃん号泣だし。他のメンバーからも、やたらとファンサもらってなかった?」
「すいませーん。清掃に入りますので、外へお願いしまーす。」
スタッフの方に言われたので、外の、しかも人目のつかない所へ片桐さんは私を誘導した。