第12章 交差する想い
その晩、高木くんを家に泊めた。
体の調子は良かったけど、側にいたいと言ってくれたので一緒に寝た。
私はどこまで最低なんだろう…。
翌朝、仕事に出かけた高木くん。
私は学校を休む事にした。
携帯を見るとメールが何通か入っていた。
一件は有岡くん。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM:有岡くん
具合悪いって
マネージャーから聞いたけど
大丈夫?
何か欲しい物とかあったら
俺、持ってくから!
…ってただの口実。
愛湖に会いたい…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから薮くん。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM:薮くん
具合どう?
側にいてやりたかった…。
高木が行ったらしいから
俺はやめといた。
何かあった頼れよ?
━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして知念くん。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM:知念くん
愛湖、大丈夫?
次は僕が看病するからね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
あとは光くん、高木くんからも来てた。
全てに『ありがとう。』と返信をした。