第9章 会えない時間
愛「んんっ…あっ…ん…。」
薮「んっ。愛湖、可愛い。」
愛「///」
薮くんの手は胸と下に延び、唇は塞がれた。
気持ち良さと息が苦しいのとで、私の口からは嫌らしい声が漏れる。
薮「挿れるよ…?」
愛「んっ…ああんっ…!」
薮くんの行為は激しさこそあったが、その中に優しさもあった。
途中、携帯が鳴り、薄れる意識の中でディスプレイを見ると『涼介』の文字。
いつもは寝ていても涼介からの電話には必ず出ているけど、今日はもちろん薮くんを優先した。
薮「出なくていいの?」
愛「話したくない…。それに今は…薮くんと繋がってるから…。」
薮「愛湖…愛してる。」
それから行為は激しくなった。
その最中、電話は何度も鳴っていた。