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恋の迷宮☆JUMParty

第9章 会えない時間




薮「部屋…行こう。」


皆で寝ているこの場所はリビング。

私は抵抗する事もなく、薮くんについて行く。


薮「何か…あいつら呼んだ意味ないな。結局、俺、手出そうとしてる…。」


ベッドに座った彼は、そう呟いた。


愛「私、皆と一緒だと心強いよ?」

薮「そっか。」


隣に座った私の頭を優しく撫でる薮くん。

そのまま腰に手を廻し、抱き寄せてキスをする。


薮「愛湖…ごめん。一回だけ…。山田に重ねていいから…。」

愛「ん…。」


涼介に重ねていい、その一言で私は薮くんに体を許す事になった。


愛「ん…やぁっ…。」

薮「ごめっ…やっぱ嫌だよな…。」


首筋、胸元にキスをして、薮くんは言った。


愛「嫌…じゃない。何か…その…久々で…。」

薮「大丈夫。優しくする…。」


そう言うと再び胸へ顔を埋めた。
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