第9章 会えない時間
慧「わっ?! 愛湖?どした?」
愛「いの…く…んっ。」
慧「山田に何か言われたの…?」
愛「んっ…わ…たし…最低…。」
光「はっ?いのちゃん何泣かせてんの?!」
慧「違うって!」
雄「とりあえず落ち着くまで待とう。」
薮「おい、その手は何だ?高木。」
高木くんの手は私の太ももを撫でている。
雄「え?」
光「え?じゃねーよ!擦るなら普通背中じゃね?」
慧「その前に愛湖に触れちゃダメなんじゃ…?」
愛「ごめんっ…私…迷惑ばっかかけてる…。」
それからどのくらい泣いたかな?
皆はずっと側にいてくれた。