第9章 会えない時間
涼『愛湖?元気してる?』
愛「昨日も同じコト聞かれたけど?w 私は元気だよ?」
涼『ん。愛湖に触れたい…。』
チクリと胸が傷んだ。
薮くんとキスしてしまったから。
高木くんにもされたっぽいし…。
愛「私もだよ…。」
涼『今何してんの?』
愛「今は…薮くんち。」
涼『はっ?何で?』
怖い…。
愛「あ、えっと…光くんと高木くんと伊野尾くんも一緒…。」
涼『だから何で一緒にいんの?』
愛「皆、私を心配してくれて…家に一人でいると寂しくて…それで…。」
涼『俺だって心配だよ。いくらメンバーだからってあいつらも男だぞ?』
愛「大丈夫だよ!私は涼介が好きなんだから。」
涼『…何かあったら電話して。』
それだけ言うと涼介から電話を切った。
いつもなら最後に『好きだよ。』って言ってくれて、私が電話を切るまで待ってくれるのに…。
目から一気に涙が溢れた。