第4章 サトツさん×限界⁉︎×スケボー‼︎
「ただ今をもって、受付時間を終了します。」
わ〜〜〜〜!!
サトツさんだ!!生サトツさん!!
って、テンション上がってる暇はない…
はぁ…ついに、
「では、これよりハンター試験を開始いたします。」
始まった。
始まったんだ。もう弱音は吐けないんだ。
サトツさんの淡々とした口調で説明が始まり、受験者がゾロゾロと前へ出て行く。
「よし、ハンター世界での名前行くぞ!」
「う、うん…!」
すぐにハイスピードになっていく。
あああ!!もう!運動部入っときゃよかった!!
マラソン大会参加者中下から3番目という私は生きて帰れるんでしょうか!!
無理ですね!!
「キルア、あのー…私、走るの苦手で……」
「ん?乗る?」
横をフッと見ればスーっとスケボーに乗るキルア。
ありがとうキルア、私はなんとか生きて帰れそうです……