第25章 勝負‼︎×スピード戦‼︎×死?
翌日。
私は今、スパーの背後にいる。
もちろん絶で。
狙うのは、スパーがギタラクルに集中している今。
今!!!!!!!
手の平の無数の星を1点に集中させることによって、莫大な光が生まれる。
これを発で…スパーの前に……!
「な、何⁉︎」
絶から練に切り替えたためか、スパーにかなり警戒心を与えたが、見事に星は命中!
スパーの前で爆発したかのように光を浴びせ、目をつぶらせた。
ここからが勝負。
まだ足にオーラを貯めれない私は、オーラを風に変え、そして台風に変え、その上に飛び乗った。
イルミが言っていた、"スピード戦"の始まりだ。
銃を持たれると私は打たれて終わり。
バレないように銃を風で飛ばす、
此処までは計画通り。
後は、プレートに近づき、奪うだけ!!
「残念ね。」
スパーの言葉に私はしばし動揺した。
よく見ると、スパーの両手には予備の銃が強く握られ、私に向けられていた。
甘かった。ダメだ、私は此処で…死ぬ?
死ぬと考えただけで恐怖が襲い、その場から動けなくなってしまった。
「おこちゃまにしては良くやったわ。でもここまでね……さようなら。」
スパーの口元がにやりと動き、
スパーが勢いよく銃を撃った。