第19章 四次試験‼︎×80番×修行‼︎
【199】
【44】
【80】
「……マジ?お前クジ運ないなー」
「やっぱり?」
キルアは少々苦笑いになっていた。
「キルアの…これ誰の番号だっけ?」
「…………やっぱしわかんねー?」
わかります!!!!!!
あの問題児三兄弟の1人、ウモリです〜〜!
まぁ、でも後々キルアはプレート取るし、教えなくてもいいよね。
「てか、ハンター世界での名前のもわかんないんだけど。誰かわかんの?」
「80番、スパー。あのサングラスかけた綺麗なお姉さんだよ」
「あー!あの人だ!俺知ってる!でも、ハンター世界での名前はどうして分かったの?」
「記憶力がいいのかな…大体の人の番号と顔、そして名前は覚えれてて、たまたま覚えてた人が当たったって感じ!」
「なんだよー、じゃあオレの199番とかワカンの?」
「ごめん、その人はわかんないや!」
教えることによって、ストーリーが変わっちゃうのも嫌だしね。そもそも教えなくてもいいしね!うん!
「にしても、もうみんなプレート隠してやんの。せこいよな___________」
パッとゴンを見ると、輝きに満ちた目をウルウルさせながら真っ直ぐ前を見つめるゴンが居た。
「嬉しいのか怖いのかどっちなんだ?」
「両方…かな」
このゼビル島でゴンは大きく成長する。今までにないほどに。
このゴンの意志を胸に、私も頑張らなければいけない。
ゼビル島ではヒソカとの修行が待っている。
滞在期間は1週間。
「それでは1番の方スタート!」
始まる。ついに、始まる!
「2番の方スタート!」
タッと駆け出し、森の中へ入る。
2分…という時間でヒソカは何処へ行ったんだろう
まずはヒソカを見つけなければ私の修行は始まらない。
そ、そうだ!円を使えばいいんだ!
迂闊だった、念能力についてしか脳味噌に入っていない私が円を使えるわけがない。ましてや纒すら出来ない。
はぁ…っと溜息をつきその場に座り込もうとした瞬間、目の前に黒い髪がファサ…と現れた。