第13章 問い×告白⁉︎×秘密
「ねぇ、好きなの?」
首をくりっと傾げて何度も問うイルミ。
やめてください、私の一世一代の大告白!のタイミングを作るのーーーーー!!
ここで「好きです」なんて本気で言ってしまえば、「ふーん」で!終わる!!終わってしまう!!
それだけは勘弁…私もう挫けてハンター試験乗り切れないから。…
「ひ、秘密です」
「どうして?」
指を顎にあて、さらに首をくりっ。
こやつ…!完璧に狙ってきている…!早く答えろオーラが凄いぞ!!
8歳年下に威圧をするでない!!!!
「秘密だからです……」
「そっか、ならいいや。おやすみ」
…!?
早くない!?早すぎません!?諦め早すぎませーーーん!?
しかもお休みって………
まだ21時ですよーイルミさーん。聞こえますかー。あーあー
「ほら、早く寝なよ。明日しんどいとか弱音吐いても俺助けてやんないからね。」
「えー!…お、おやすみなさい!」
「はいはい、おやすみ。」
私は無理やり目を瞑り、
イルミが寝る隣のベッドで眠りについた。