第11章 合格者0⁉︎×会長×卵‼︎
「納得いかねえな、とても ハイ そうですかと帰る気にはならねぇな。」
でた、255番トードーさん。
美食ハンターごときって……
後々すごいんだぞ!!!見とけよ!覚えとけよ!!!
なんて心で叫ぶ
「あたしが知りたいのは未知のものに挑戦する気概なのよ‼︎」
「それにしても…合格者0はちとキビシすぎやせんか??」
……うぉおおおおおおお!!!!
待ってました!!!!!!!!!!
ネ!テ!ロ!さーーーーーーん!!!!
会ってしまうのか、ついに会ってしまうのか…!!
おうおう、周りの皆の衆は誰か気づいてないんだな!くくく。
「審査委員会のネテロ会長。ハンターの試験の最高責任者よ。」
メンチさんから淡々発された言葉に受験者はざわつく。
メンチさんとネテロ会長の対談の後、
私たち一同は次の課題、ゆで卵を作るため、マフタツ山へ向かった。
怖いです。ドキドキしてます。
だって、糸に捕まらなかったら死ぬよ!?死ぬんだよ!?
私の手汗びっしょびしょの手を握ったのは、キルアだった。
「よ、やっと捕まえたぜ」
なんて言ってはにかむキルアさん。
そして、あの時の情景がじわじわと、私の脳裏について行く。
キス、された。
いやいやいやいやまっさかっあっはははは!
「したよ。」
「え!?なんで、私の考えてること…」
「声に思っ切り出てたぜ?」
鼻で笑われてまーす!4歳下に!!!!
「知ってる?頬へのキスの意味。」
「知らない、です」
「親愛」
真剣な眼差しで完璧にロックオンされてしまった。
「え、え、…あ、」
「ま!気にしないで。俺はただハンター世界での名前を守りたいだけだからさ!」
「あ、ありがとう…ごめん」
「何謝ってんだよーいつもの威勢のいいハンター世界での名前はどこいったー??」
ニヤニヤして挑発するキルア。
優しさを感じすぎる、
思わず涙がぽろっと溢れる。