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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第59章 すれ違い



「あぁ……っ?!」

突然走った快感に、腰が浮くほど反応してしまう。

指を入れられたばかりなのにグチュグチュと響く音が、ここにくるまでに私がどの位濡らしていたかを物語っている。

「みわ……」

陰核を撫でつけられ、更に腰が躍った。

「あァ!」

「みわ、イッて」

「やあっ、ああ、あっ!!」

そんな、いきなり責め立てないで。

いつもと違う。
いつもの、反応を見ながらしてくれる感じがない。

この愛撫は、問答無用でいかせようとだけしている。
ぐいぐいと引き上げられていくのがわかる。

「あ……ああ……!」

なに、なに、どうして。

ビリビリと下半身に走る快感に、足が浮く。

「みわ、気持ちイイ?」

「な、なん……」

瞬間、下半身をフワリとした感覚が覆い、一気に絶頂感が突き抜けた。

「っ……りょ、た……ッ!」

びくん、びくんと身体が勝手に跳ねる。

自分でも、中で涼太の指をぐいぐい締め付けているのがわかってしまう。

「イイコっスね、みわ……」

「……あっ!?」

突然走った異物感に驚き身体を起こすと、涼太が入ろうとしてきている。

「や、や、いきなり……」



……えっ?


……何か違和感がある。


いつもよりも、涼太がアツイ。


僅かにゴムの擦れるような感じがない。


温かい肉同士が擦れる感覚。


最初から、ヌルヌルと滑りが良くって……




そんな事を考えているうちに、涼太はどんどんと腰を押し進めてくる。

「あぁ!」


おかしい。


涼太、枕の下に手を入れていたっけ。


制服も脱いでしまっていたから、ポケットを探ってもいない。


待って、これって


「……涼太……ひ、避妊してくれてる……!?」

涼太は返事をせずに激しく腰を突き上げてくる。

「あッ! あッ!! 涼太!! ねぇ……!」

揺らされている身体をなんとか起こし、挿入されている涼太の根元に触れた。

ない。

コンドームが、ない。

うそ。

どうして?

こんなこと、初めてだ。

頭が混乱する。

「涼太、まって、つけて……!!」





「みわ……子ども、作ろう」






涼太…………!?






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