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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「……っひ、ひん……ぁ……」

向かい合って座って抱き合いながらの結合に変わって……もう、全身どこも動かない。

さっきまた潮吹きをしてしまい……文字通り、あちこちがぐちゃぐちゃだ。

ひたすら奥を突かれる挿入で、ピストン運動がいつもよりも少ないからか、涼太はまだ余裕そう。

お腹の中が涼太でいっぱいになってる。
これ以上ないくらい、近くにいる。

「……みわ、オレと一緒に居てくれる?」

「……ん、ぁっ……え……?」

「毎日一緒に居てさ、おはようって言って、おやすみって言って」

「いっしょ、に……?」

おはようからおやすみまで、そんなCMがあった気がする……じゃなくて。

涼太と、一緒に居ること。
彼の隣に並びたいと、同じ方向を向きたいと頑張っているのに、ハッキリと彼の隣にいる自分が想像出来ない。

涼太と一緒に居たら、今度は彼まで不幸にしてしまうかもしれない。

……今どうして"今度は彼まで"って思ったんだろう?

「みわ」

「うっん、ぅ……わたし、がんばる、から」

ああ、思考がまとまらない。
今の返答がおかしかったかどうかもハッキリしなくて。

じわりじわり迫って来る大きな波に構える事も出来なくて、迎えた絶頂に意識を飛ばした。

……実際には気絶している訳じゃなくて、なんていうかぼんやりしすぎて何にも考えられなくなって……そのまま泥のような眠気に呑み込まれていってしまう、というだけなんだけれど。

「みわ……っ」

切なさを増す低めの声が、遠くに響く。
グラインドが大きくなって、彼も終わりが近づいているのだというのを感じる。

「ん……っ、りょーた、あり、がとう……」

ふわふわと意識が空中に浮遊したまま、涼太が達した事を膣内で感じ取った。







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