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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「りょ、涼太!」

じっと見られているのに耐えかねて、胸を隠して起き上がろう……としたら案の定そっと押し戻されて。

「んー?」

「お、願い……電気、暗くしていい……?」

煌々と主張する蛍光灯の光に照らされるのにも、もう耐えられない。

涼太は、苦笑しながらもベッドサイドのライトを点灯させると、隣に置いてあった小さなリモコンで部屋の電気を消した。

少しだけ暗くなった部屋に、安堵を覚える。
これで、そんなにはっきりとは見えないはず。

部屋が暗くなっている間に、こっそり胸が大きくなればいいのに……。

「これで満足スか?」

「あ」

胸を覆っていた腕は、あっさりと彼の手が持っていってしまって。

「今更隠したって意味ないって」

「んっ……」

ぺろり、あったかい舌が脇腹から胸にかけて滑っていく。

「もう、みわのぜーんぶ知ってるんスよ、オレ」

先端の周りをぐるりと刺激されて……上目遣いで覗き込む瞳には、愉悦が含まれてる。

「乳首、ぷっくり勃って物欲しそうっスね」

「んや、ぁ」

「舐めて欲しい?」

「う……意地悪、しないで……」

そのイタズラっ子のような瞳、わたあめみたいな甘い声色にお腹の奥がじんじんする。

「みわがイイコにしてたら、意地悪なんてしないっスよ?」

「あ……っん」

今度は内腿を撫でられて、身体が……熱い。
いい子に、ってどうやったらいいのか分からない!

「みわ」

「おっ、お祝い、お祝い、したいよ」

もう何言ってるのかもよく分からなくて、とにかくお誕生日のお祝いがしたいの!

「うん、オレの好きにさせてくれたら、それ以上のお祝いはないっスわ」

「あぁ……ッ!」

突然乳首をきゅうと抓られて、電撃が走ったようになった身体が、ビクリと跳ねた。

優しく緩んでいた瞳が一転、飢えた野獣のような輝きを宿したように見えるのは、気のせい?




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