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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第77章 共栄










「リョータ! 何してんの?」

「ん……ああ、ちょっと想い出に浸ってたんス」

「また例の彼女の事? もう忘れなって」

見上げれば、青い空。
あの時と全く同じように見えるのに。

照りつける強い日差しで、アスファルトはジリジリと焦げ付くようだ。





あの時
19歳だったオレは



みわとの未来を
疑ってもいなかった。




あれから……何年かの時が経った今

どうして

オレの隣に

みわはいないんだろうか?






何が間違っていたんだろう。

答えはまだ、出ない。

オレはまだ、みわがいない事を

受け入れられずにいる。



だからもう少しだけ

今はみわとの想い出に

浸りたい……。








         第77章 『共栄』 完



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