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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第77章 共栄


腰を浮かせて、沈めて。
繰り返すたびに、お腹の奥から全身が痺れていって、更に力が入らなくなる。

いやらしい音を立てながら、次から次へと溢れてくる愛液が、涼太の下腹部を濡らしていく。

「あ、んっ、うう……」

「みわ、気持ちよさそ。メチャクチャ可愛い」

「や、だ……恥ずかし……」

気が付いたら、自分から気持ちいい所に当たるように、腰を動かしてしまっている。

「……っ、涼太……は……?」

「ん……オレも、気持ちいっスよ」

嬉しそうに私を眺める姿を見て、涼太にはまだまだ余裕がある事が分かる。

こんなに気持ち良くて、こんなに乱れてるのは私だけ。
その事実が物凄く恥ずかしくて、でも揺れる腰は止まらなくて、思わず顔を背けた。

「だーめ、こっち向いて?」

「……ッあ、ん」

涼太がクイクイと腰を持ち上げたり動かしたりするだけで、主導権はあっという間に彼の手に。

……ううん、元から私は主導権なんて握れてないのかもしれないけれど……

「ほら、止まんないで」

「あ、っ」

腰を掴まれて前後に揺らされる。
だめ、擦れて……

「あん、んぅ……あ、やだ、また……ッ」

「いいよ、そのまま……イッて、みわ」

「ん、んぅうゔぅぅ……!」

まるで色気などない呻き声を漏らして、達してしまった。
いよいよ腕にも腰にも力が入らなくて、繋がったまま前に倒れ込むと、涼太がしっかり抱き留めてくれる。

もう、動けない。
骨が溶けてしまったみたいだ。
涼太が身体を起こして向かい合わせに座るような体位になっても、彼の動きに合わせてゆらゆらと揺らされるだけ。

もっと涼太にも気持ち良くなって欲しいのに。
もっと……

「涼太、ごめん……なさい、私だけ……」

「なんで謝んの。こんなに、可愛いのにさ」

一瞬止まってから再開された突き上げに、こころも身体もただただ蕩けて、快楽の渦巻く中心へと流れていった。





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