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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第76章 清新


「っ、ん……」

みわがうつ伏せになっている状態での挿入。

これならどう頑張っても浅くしか入らないし、みわの身体への負担も少ないだろうし……と思って。

そんなに負担かけたくないなら、そもそもんな事すんじゃねえ! とセンパイにシバかれそうだけど。

それは無理。
自分に正直に生きてるオレには、無理っスわ。
昨夜、続きをすんのを我慢したから許して欲しいっス。

これは、今までみわの"トラウマ"だった後ろからの挿入。

以前バックは、浴室の鏡を使ってやった事があるけど、こうして何もないトコですんのは、正真正銘初めて。

みわが、トラウマを抱えて生きたくないというなら、オレはそれを受け止めるだけ。
……受け止めて、あげたいだけ。

時折ちらりと窺う表情に、不安の色は浮かんでいないようでホッとする。

「あっ、ぁ……涼太……」

オレが与える快感のみを受け入れてくれているような、トロけた顔がたまんない。

みわは感じやすくて、どこを触っても気持ちいいみたい……ホントに、全身性感帯だ。

オレでそんな風に感じてくれんのがスゲェ嬉しくて、暴走しないようにギリギリのトコで理性を保ってる。

彼女の小さな背中に覆い被さって、からかうように耳朶をしゃぶると、すっかり掠れた甘い声とともに、身体を震わせる。

「みわ……感じやすいのも、すぐ濡れちゃうのも、すぐ潮吹いちゃうのも、すぐイッちゃうのも可愛すぎ」

耳元でそう言うと、赤みを増していく耳。
この反応も可愛くて、ついいじめちゃうんだよな。

「りょう、た……」

「んー? なんスか?」

みわの大きな瞳に、涙が浮かんだ。
え?

「……他の女の子と、比べないで……」

「……え?」

他の、女と?
誰を?
比べるって?

「涼太が経験豊富なのは、分かってる。
こんな素敵なひと、女のひとが放っておかないっていうのも。
でも……今は、私だけを見てほしいの……」

何か盛大に誤解させているというのは分かってる。
でも、その物言いがあまりにも可愛くて、ちょっとそこからの記憶があんまりない。


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