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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第16章 【番外編】Happy Birthday!!


ふと、黄瀬くんが載っている雑誌を読んでいて…

「え、誕生日6月18日?」

誕生日、来月だ!
……これ、嘘のプロフィールじゃないよね?

黄瀬くんって、なんか欲しいもの
あったりするのかな……

……不自由してなさそうだしなあ……
オシャレだしなあ……

ええーーこういうの、どうしたらいいのー!




「え、あれじゃないの
頭にリボンつけて あ・た・し ってやつ」

あきは突然すごいことを言う。

「え、あきって今彼氏居るの……?
そういえばそんな話したことなかったけど」

「いるよー。ま、相手社会人だから
休日くらいしかゆっくり会える時間は
ないんだけどね」

「社会人!!!な、なんか凄いオトナだね……
え、で、あきは プレゼントの時に
あ・た・し ってやったってこと!?」

「やるわけないじゃん恥ずかしい」

「え、ええー!? じゃあなんで勧めたの!」

「なんか大喜びしそうだから、黄瀬なら」

「そんなわけないよ……慣れてるんだから、
黄瀬くんは!」

「ふーん、そうなんだ」

先日、処置室でキスしているところを
笠松先輩に思いっ切り目撃されて。

あれからはまた毎日忙しくて
なんだかんだ恋人同士がするようなことは
出来ておらず……

あ・た……無理無理絶対無理。

「え、あきと彼氏はそういう関係?」

「そういう関係ってどういう関係?
会えばヤるけどそういうこと?」

は、はい。
そ、そういうことです……
あきは本当に気持ちいいくらいサバサバ。

やっぱり、普通ならとっくに
そういう関係になってるんだよね。

黄瀬くんに、我慢させてるんだよね……。

でも、いやいやいや無理無理!




黄瀬くん観察を始めた。いつも以上に。

私、多分黄瀬くんのこと全然知らない。

好きなメーカーとかなら
なんとなく、ここなのかなっていうのは
あるけど……。

あ、また女の子がプレゼント持ってきた。
あれは有名メーカーのお菓子だ。

あんまり黄瀬くんが好きそうなイメージじゃ
ないんだけどな……?

あ、また来た。
あれは……アクセサリーのメーカーだったかな?

あんまり黄瀬くんが愛用しそうなデザインじゃ
なかった気がするんだけどな……?


プレゼントって、難しいいいいいい……。



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