第1章 ダイヤのA 御幸一也
私と洋くんが騒いでいると、「ガタッ」と大きく椅子を引く音がした
御幸「おいテメェらウルセーぞ!」
倉持「何だよ、イライラしてんのか?」ニヤァ
「・・・イライラしてるの?」
御幸「イライラしてたのはお前だろ」
「!!・・・・・すみません・・・」
倉持「もう仲直りかよ・・・お前らメンドクセェな・・・」
御幸「どこがだよ」「どこが!?」
倉持「そういうとこがだよ!!」
御幸「まぁ、お前ほどじゃねーけどな!」ニカァ
倉持「んだとっ、テメェほど面倒くさくもねーし性格も悪くねーよ!!」
御幸「そっくりそのままお返しするよ」
・・・・え?何でこの2人が喧嘩し始めちゃってんの・・・・
私のことなんて目もくれず、2人は向かいあいいがみ合っていた
もう見慣れた光景ではあるけど・・・
目の前で喧嘩しているのを止めないわけにもいかない
「ちょっと・・・喧嘩やめたら?」
御幸・倉持「「テメェは黙ってろ!!」」
「・・・・・はぃ」
仲が良いのか悪いのか・・・・・
周りの呆れた顔も気にせず、授業が始まり先生が来るまでいがみ合いは続いた