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相合い傘。

第1章 ダイヤのA 御幸一也



結局2人は先生にみっちり怒られ(いつものことだけど)

その後、ムスッとしている2人を見て

私もこんな感じだったのかと反省して態度を改めた

一也のことは気になるけど・・・・

気にしてもしょうがない

こんなモヤモヤしてるんだったら後で本人に聞いてしまおう





梅本「お昼食べよー!!」

「あ、幸子!!今行く!!」




お昼休み、私を呼びに来てくれたのは同じマネージャーをしている梅本幸子

お昼は幸子と、もう一人のマネージャーの夏川唯といつも食べている

幸子も唯も気さくで話しやすくて、直ぐに仲良くなった





梅本「御幸くんとは最近どうなの?」

「へ?」

梅本「だぁかぁらぁ!どうなの?」

「どうって・・・別に何もいつも通りだけど・・・」

梅本「付き合ったりしないのー?」

「何でそうなんの!?あんな奴と付き合わないよ!!」

梅本「えーそうなのー?」

夏川「って御幸くんのこと好きなの?私てっきり小湊先輩だと思ってた」

「は!?何で私が一也なんか・・・。それに何で小湊先輩!?私のこといじめて楽しんでるだけなのに!?」

梅本「それなら倉持くんだってそうじゃん!」

「洋くんはあれ暴力だからね!?私だって一応女の子なのにさぁ・・・」

梅本「好きな女の子いじめて楽しんでんだねみんな」

夏川「なるほど」

「いや、そこ納得するとこ?!」

夏川「けど、小湊先輩や倉持くんがにちょっかい出してると必ず御幸くん止めに入るよね」

「そうだっけ?」

梅本「愛だねぇ~」

「何でそうなる」

梅本「って鈍感だよね」

「何でよ!!それに一也って・・・」

梅本・夏川「「??」」

「いや、なんでもない!ほら、食べよ」





私は何をそんなにこわがっているんだろう

そんなの覚悟していたことなのに

私と一也はずっと一緒にいる関係じゃない

だけど・・・・

「彼女いるんじゃないの?」その一言が聞けなかった
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