• テキストサイズ

相合い傘。

第1章 ダイヤのA 御幸一也


御幸「お前、本当亮さんには弱いよな」ニヤニヤ

「・・・うるさい」




意味ありげな笑みをこちらに向ける一也が腹立たしい

私が何のために青道に来たかなんて全然わかってないくせに

って・・・・

そりゃわかるわけないか

「どこ行くか決めてねーんなら青道こいよ」

あの言葉がどれだけ嬉しかったか

あの時、一也はまだ私を必要としてくれてるんだって思った

一也が私を必要とする限り、私は一也の傍にいる

いつか一也に大切な人ができて・・・・

私から離れていくまでは・・・






吉川「あっ!!こんなところに居たんですか!先輩!!」

「え?春乃・・・どうしたの?」




私を探しにきたのは新しく入ったマネージャーの吉川春乃

純粋で可愛いく天然、そして漫画の世界にしか出てこないかのようなドジを踏むドジっ子である




吉川「貴子先輩が呼んでます!!」

「え?あっ!すぐ行く!!じゃ、頑張ってね一也!!」

御幸「おー、お前もせいぜい頑張れよー」




しまった・・・貴子先輩に急いで来るように言われてたんだった!!

私は一也と別れ、春乃と貴子先輩の元へ向かおうと急いだ




「春乃どうしたの?行くよ!!」

吉川「あ、はい!!」




春乃は立ち止まったまま一也の向かう方向に視線を向けていた

春乃・・・

もしかして今、一也のこと見てた・・・のかな?

/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp