• テキストサイズ

相合い傘。

第1章 ダイヤのA 御幸一也



俺の気持ちを伝えろって・・・

俺が好きだってこと、梅本さんわかってたのか

が俺のこと待ってるって・・・

それって・・・

小さな期待が少しづつ大きくなる




御幸「居たっ」



の姿を見つけた

けど、は亮さんにしがみついて涙を流していた

いつも傍にいるのは俺じゃなくて亮さんの方なのかもしれない

今、この瞬間

は亮さんに恋をしているのかもしれない

俺の顔なんてもう見たくないのかもしれない

けど・・・・・

もう自分の気持ちを隠すのはやめる

今更で遅いのはわかってる

でももう決めたんだ




御幸「っ!!」

「一也・・・・」



は驚いた顔で俺を見る



小湊亮「何の用?御幸」



そうだよな

先に亮さんと話つけねーと



御幸「亮さん・・・すみません。俺、ずっと遠慮してました。それに、逃げてました。けど、もうやめることにします!だからそいつのこと・・・・返してもらっていいですか」

「え・・・?私?」




は何のことかさっぱりわかっていない様子だ

それでも俺と亮さんの会話は続く




小湊亮「こんなに泣いてる見て、俺が黙ってると思う?」




亮さんの言う事はもっともだ

逆の立場だったら俺だって怒ってる



御幸「思ってませんよ。が泣いてるのは俺のせいです。けど・・・俺はまだそいつに何も伝えてないんすよ!だから・・・・・。今ここで伝える」

「えっ、な、何を・・・?」



の表情は戸惑ったまま

けどこの気持ちを伝えないと・・・・

俺たちは先へ進めない



御幸「俺・・・・・お前が好きだ」



は聞くのを怖がって閉じていた目を大きく開いた



「今・・・・何て・・・・?」



聞こえていたはずの言葉をもう一度尋ねた

俺の言葉が信じられなかったんだろう



御幸「、お前のことずっと好きだった」

「一也・・・・・」




もしこの期待が本当だとしたら

俺の気持ちに答えてほしい


/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp