第1章 ダイヤのA 御幸一也
御幸「バカかお前は!!!」
「!!!ごめん・・・って何に怒ってるの!?」
御幸「こんな時間に何やってんだよ!亮さんに良いように流されやがって」
「ちょっ!!別に流されたわけじゃ・・・もとあといえば誰のせいでこんな!!」
御幸「はぁ!?俺のせいだって言いたいのかよ」
何そんなムキになってんだよ俺らしくも無い
落ち着け
「そうだよ・・・一也だって・・・・一也だってこのあいだ春乃と一緒に居たじゃん!!」
御幸「はぁ?!」
が言い放った言葉の意味を、落ち着けていない俺にはまだ理解できてなかった
何でここで吉川さんの名前が出てくるんだよ
「もう一也なんて知らないっ!!バカッ!!」
御幸「!おいっ・・・」
俺が止めるのなんて聞きもしねーで、は走り去った
その後ろ姿を見ながら少しづつ落ち着きを取り戻し
が言った言葉の意味を理解していく
俺と吉川さんが一緒に居た?・・・あの夜ばったり会ったときのことか・・・?
俺が吉川さんと一緒に居たからあいつはあんなに怒ってんのか・・・?
それって・・・・・
けど、は亮さんのことが・・・・
の言葉の意味は理解できるようで、理解できないことばかりだった
あいつは・・・俺のこと・・・