第1章 ダイヤのA 御幸一也
吉川「あっ!!こんなところに居たんですか!先輩!!」
と話していると、慌てて走ってくる吉川さんの姿があった
「え?春乃・・・どうしたの?」
吉川「貴子先輩が呼んでます!!」
「え?あっ!すぐ行く!!じゃ、頑張ってね一也!!」
吉川さんの言葉に何か思い出したように慌てて走りだす
御幸「おー、お前もせいぜい頑張れよー」
ありゃ完璧怒られるな
まぁだし仕方ねーか
「春乃どうしたの?行くよ!!」
吉川「あ、はい!!」
俺は振り返っての走っていく後ろ姿を見送った
俺が野球を始めた時に一緒に始めたマネージャーの仕事
小学生の時にやることなんてたかが知れてるけど
あいつはいつでも真っ直ぐで一生懸命だった
は知らないだろうけど・・・
よく「御幸の専属マネージャー」だってからかわれた
まぁそんなこと言う奴らには後でしっかりお返ししてやったけど
けど、「御幸の専属マネージャー」って言葉は嫌じゃなかった
が聞いたら嫌がるんだろうけど
俺はそれでも良いと思ってた
今だって・・・・・そう思う
・・・・・なぁんてな。