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相合い傘。

第1章 ダイヤのA 御幸一也


「そんなわけ・・・そんなわけないじゃないですか!!亮介先輩どうしたんですか?急に・・・」

小湊亮「そっか」





納得してもらえたのか、亮介先輩は掴んでいた手をパッと離し、いつもの笑顔に戻った





小湊亮「がデカイ声で叫んでたの見たらついからかいたくなっちゃって」ニコニコ

「・・・先輩はいつも私のことからかってるじゃないですか・・・」

小湊亮「まぁね」





亮介先輩は笑いながら空を見上げた





小湊亮「明日も雨降りそうだね」





その言葉に私も空を見上げた




「そうですね・・・」

小湊亮「遅くにあんまり一人で出歩かない方がいいよ、も一応女の子なんだし」

「一応じゃなくてもちゃんとした女の子ですよ!」

小湊亮「じゃあなおさらだね」

「え?」

小湊亮「こんな時間に男と二人でいたら危険だよ」

「大丈夫ですよ。亮介先輩となんですから」

小湊亮「そんな油断してると・・・襲っちゃうよ?」

「!!やめて下さいよ冗談は・・・」

小湊亮「冗談かどうか・・・試してみる?」

「きゃっ」




先輩はいつもの笑顔で驚く私を引き寄せた

何が何だか理解できていない展開に固まっていると

突然聞きなれた声がした





「そいつ、そういうのからっきしなんで勘弁してやって下さい」





固まった思考回路はその声で動き出し

今自分がどういう状況なのかが理解できた

こ、こっここここここここここここれは!!?

亮介先輩に抱き寄せられて顔が・・・・・近い!!





小湊亮「あれ?御幸もこんな時間に散歩?」

「え?」




「御幸」という言葉にピクリと反応すると

亮介先輩はパッと私の事を離し告げた




小湊亮「じゃあ後は御幸に任せるよ。じゃあね、おやすみ」

「お、お休み・・・なさい・・・」

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