第14章 情熱のチャルダッシュ
『そぉかな?ありがとね!
私も、演奏してて、今日は、すごく楽しか
ったんだ。だから、聴いてくれた皆なも
楽しめたらいいな~って思ってたんだ。
だから、良かった♪
私には、それ最高の誉め言葉だよ。
すごく嬉しい!』
黄瀬「・・・優希っち。
ホント楽しかったスよ!
ね、母さん?」
黄母「もちろん。優希ちゃん、楽しい演奏
ありがとう。ねぇ、ところで優希ちゃん?」
『はい?何でしょう?』
黄母「今度、私のお店に遊びに来ない?」
黄瀬「母さん。何か、企んでるでしょ?」
黄母「嫌な子ねぇ~。企むだなんて、そん
なこと・・ないわよ~。
で、遊びに来ない?」
黄瀬(「黒・・・。」)
『百合子さんは、ファッションデザイナー
さんなんですよね?』
黄母「えぇそうよ。普段は、海外で活動する
ことが多いけど。日本に、初めて立ち上げた
お店があるの!だから、優希ちゃんに
見てもらいたかったの☆」
『はい。嬉しいです♪お店に、行ける日を
楽しみにしてますね。』
黄瀬「それ、俺も、行っていいよね?」
黄母「わかってるわよ。涼太も一緒で、
良いわよ。」
黄瀬「良かったっス~。仲間はずれに
ならなくて。」
『あはは。涼くん、良かったね~。
一緒に行こうね?』
黄瀬「はいっス!あ、優希っち。
ずっと、聞いてみたい事あるんだけど。」
『ん?改まって、言われると。何か、
怖いな。何かな?』
黄瀬「モデルとか、やったことないの、
かな~って。聞きたかったんス!」
『え~っと。』
(言うなって、口止めされてないし。
平気だよね?)
『一度だけあるかな。』
黄瀬「やっぱり!そうだと思ったんスよ~。」
『やっぱり?』
黄瀬「優希っち。綺麗だし、可愛いから。
モデルしたこと、ありそうだなって。
ずっと、思ってたんス。
それって、いつ頃の話っスか?」
『数カ月前。
日本に、帰ってくる前にね。
撮影したの。』
黄瀬「結構、最近じゃないっスか!
日本でも、公開されるんスか?」
黄母「見る気、満々ね。涼太。
人の事、言えないか。私も、すっごく
見たい!」