第8章 緊急会議!?
桃井「それってさ、少女漫画とかに出てき
そうなワンシーンっぽいね!
黄瀬くん、イケメンだしなんか、すごく
似合いそう!その後、なんか言ってなかった
の?」
『えっと。俺は、誰にでも優しいワケじゃない。こんな泣きやませ方は、私にしかしないよ。って、言われたんだけどね。』
桃井「なんか、キザだ~。それで、何て返事したの?」
『私、瞼にキスされた時点で既にパニック
になっちゃって。そんな風に、言われたの
も初めてで何がなんやら。だから、しどろ
もどろにお礼言っちゃった!そしたらね。』
桃井「そしたら、何か言ってきたの!?」
『「俺から、キスされたの嫌だった?」
って、聞いてきたの~!!私、絶対、顔が
赤くなってたよ~。』
桃井「うわぁ~。それは、赤くなるなる。
それで!それで!優希ちゃんは、何て返したの?」
『嫌じゃなかったから。そのままに、言ったんだけどね。ダメ?だったかな?』
桃井「ダメじゃないよ♪黄瀬くんは、何か言ってくれたの?
その、答えきいて~。」
『今は、それだけでも良いって。だけど、
これからは、覚悟しといて下さいとか、何とか。』
桃井『それって、もう』
告白されてるようなもんじゃない!って、
言おうとしたけど、止めておいた。
黄瀬くんは、たぶん優希ちゃんの
ペースに合わせてあげようとしているから。
しかし、これだけアピールされてるのに、
何で気づかないんだろ?好きって、気持ちに。
う~ん。今まで、告白とかされた事ないとか?だけど、優希ちゃんだから絶対モテる
よね!
桃井「ね、優希ちゃん?今まで、誰かと
付き合ったりとか?したことある~?」
『ん?まだ、ないよ~。』
桃井「初キスは?まだ?」
『///ううん。///ない。」
優希ちゃんは、首を左右にフルフル振っている。
あぁ。なんか分かってきたかも。
きっと、周りの人に、大切に守られて育ってきたのだろう。
幼なじみの赤司くんも、過保護そうだし。
ライバル落としは、余裕でしてそうだ
もんね~。
だけど、ついに強敵が現れちゃった感じ?
優希ちゃんの、初恋の相手。
運命の優しい王子様☆
桃井「優希ちゃん。これから、大変だと
思うけど。頑張ってね♪
自分の心に、素直になってね☆」
『う、うん。頑張る。』
桃井「あ!デートで写メとか一緒に撮らなかったの?」