第8章 緊急会議!?
私とさつきちゃんは、今。
近くにあったファミレスにいる。
桃井「あ~。も~!!優希ちゃんから、
ナンパ男の話きいて、頭きてたくさん
叫んだら、お腹減ってきたかも。
優希ちゃん、なんか甘いもの欲しくない?」
『食べたいっ♪甘いものは、やっぱり
別腹だよね~!!』
桃井「そうだよね~。私、甘いもの好きで
ついつい食べ過ぎちゃうんだけど、よく
大ちゃんに、太るぞって言われちゃうん
だよね~。」
『そんな事ないのに。さつきちゃんは、
すっごくスタイルいいのに。羨ましいな。』
私達は、それぞれケーキを食べて
満悦していた。
桃井「それは、私が言いたい事よ~。
優希ちゃんは、美人で可愛いし。スタイル抜群だもん。優希ちゃんが、モデルやってたとしても、不思議じゃないくらいよ~。
あ、そうだよ!モデルといえば黄瀬くんと
の初デートはどうだった?」
『あ、うん。とても、楽しかったよ。
報告が一つ。やっぱり黄瀬くんが、桜の栞くれたりょーちゃん、だったよ。』
桃井「えっ!そうなの!?素敵な王子様は、
やっぱり黄瀬くんだったかぁ~。自分で、聞けたの?」
『ううん。私が聞こうとたら、自分から言わせて欲しいって。涼くんから、聞いてくれ
たんだよね。』
桃井「黄瀬くんの方も、覚えてくれて
たんだ~。良かったね~!
他には、どんな事したの?」
コーヒーカップでの、彼の意外な一面の話。
風の気持ちいい広場でピクニックをした事。
お揃いで買った硝子ペンギンの話。
桃井「きゃ~。もう、ラブラブじゃん♪
これで付き合ってないだなんて、嘘みたい。
告白はされなかったの~?好きだって、
アピールされたとかない?」
『あ。』
桃井「思い当たることあるの?」
『っ。キ、キスされた。だけど、』
桃井「えーっ!!」
さつきちゃんが、思わず立ち上がる。
『さつきちゃん、落ちついて。ね?ひと
まず座ろう?キ、キスっていっても、瞼だから。』
桃井「ごめん、ビックリしちゃって。
瞼でも、キスはキスだよっ。その時の
状況を詳しく話してくれる?」
私は、さつきちゃんに状況を伝える。
涼くんの変わらない優しさが嬉しくて、
つい涙がでてしまったこと。
涼くんが、その涙を指でぬぐってくれた
話をした。その時、恥ずかしくなって、
目をつぶったら、瞼に口づけされたと。