第7章 デート大作戦
バスに乗り、遊園地に到着した。
黄瀬「はい。これ、優希っちのフリーパスね。ん~、まず何から乗るっスか?」
『ありがと。やっぱり、ジェットコースター?かな?』
黄瀬「気が合うっスね!優希っち!
一番人気のジェットコースターから、まず行くっスよ~。」
『うん♪』
-数分後-
黄瀬「どう、スカッとした?」
『そうだね。スカッとしたよ。
けど、ちょっと、怖かったかな。』
黄瀬「落下した直後、優希っちは、
必死に、目を閉じてたっスもんね?」
『み、見てたの?なんか、恥ずかしい。
うぅ。絶対、変な顔してたよ~。
だけど、周りみる余裕があるなんて、すごいね。私には、マネ出来ない。だって、あんな時速で落ちるんだよ?』
黄瀬「アハハ。ジェットコースターの新しい楽しみ方を見つけた感じっスかね。」
『その、楽しみ方は、やめて貰いたいな。
私にとって、面白くないもんっ!』
黄瀬「まぁ。い~じゃないっスか。
それより、次は何にする?
コーヒーカップとか、どうっスかね?」
『いいよ~。だげど、回し過ぎるのは、
駄目だからね~。』
黄瀬「わかってるっスよ~。」
『うわぁ~。り、涼くんてば!勢いつけ過ぎ!回し過ぎ~。』
黄瀬「優希っち、大丈夫っスか?あそこのベンチで、少し休むっスよ。」
『もぅ。大丈夫だけど。
ちょっと、休憩しようかな。何か、まだ
回ってる気がするよ。』
黄瀬「ゴメンなさいっス。
優希っち、何か飲み物、いるっスか?
お詫びに、おごるっスよ。」
『甘えちゃおうかな。ありがとね。』
黄瀬「苦手なものあるっスか?」
『ううん。特にないよ。
適当に、選んで貰って大丈夫だよ。』
黄瀬「了解。行ってくるっスね~。」
『お帰り。早かったね。』
黄瀬「お店が、あんまり混んでなかったス
からね。あ、優希っちにはピーチジュース
をあげるっスよ。
女性人気NO,1らしいっス!」
『うわぁ。美味しそう。いただきます。
ほんのり、甘くて美味しいよ。』
黄瀬「良かったっス。気に入って貰えて。
気分は、少し落ち着いたっスか?」
『うん。もう、平気だよ。クスっ。』
黄瀬「優希っち?どうしたんスか?」
『ごめっ、ん。コーヒーカップにね、乗ってた時、涼くんが、あまりに楽しそうだったの思い出しちゃって。
涼くんの、普段と違った一面が見れて得したなぁって。』