第7章 デート大作戦
俺は、撮影が終わって帰宅した。
マネージャーさんに、家の近所まで
車で送って貰った。
黄瀬「ただいまぁー。って、誰もいないんっスね。」
俺の声は、静かな家に響いただけだった。
両親は、仕事で家にいる事が、めったに
ないし。
姉ちゃん2人はまだ帰ってきてないらしい。
俺は、そう末っ子てやつ。
現在 午後20時。
そうだ、優希っちに、メールしよ~♪
TO.優希っち
撮影、終わって帰宅したとこっス。
連絡、遅くなってゴメンね。
明日だけど、○○駅の花時計の前に、
9時に待ち合わせでいいっスか?
実は、○△○遊園地の、無料優待券を
メイクさんから、貰ったんス。
だから、明日は、遊園地に行かない?
俺は、急いでメールを打って、
送信ボタンを押した。
早く、メール帰ってこないかな~。
と、俺はソワソワしていた。
しばらくして、携帯が鳴った。
優希っちから、メールが届いた。
TO.涼くん
撮影、お疲れ様。
明日、9時に○○駅の花時計の前で、待ち
合わせで大丈夫だよ。
遊園地なんて、久しぶりに行くから、
とても楽しみ♪です。
TO.優希っち
俺も、遊園地に行くのは、久しぶりなんス。
それに、優希っちとの初デートだしね☆
明日は、一緒に楽しもう!
あ、優希っちは、絶叫系は平気っスか?
TO.涼くん
うん。楽しもうね☆
明日は、宜しく♪
私は、絶叫系も平気な方だよ。
涼くんは、好きなのかな?絶叫系?
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俺と、優希っちは、日付が変わりそうな
時間まで、メールをやり取りしていた。
明日は、優希っちと、どんな話をしようか。
どんな、アトラクションで楽しもうか。
優希っちの、私服、楽しみだなぁー。
そんな事を、延々と考えていた為、
なかなか寝つけなかった。
だけど、こんな風に考えたりするのも、
幸せな時間に思える。