第5章 ヤキモチー赤葦京治の場合ー
『ダメ…じゃないけど
他の人居るし…』
「先生と華奈なら空気を読んで
出ていってるから大丈夫」
『え!?』
ほんとだ
いつの間にか居ないし…
「xxx…」
赤葦くんの顔が徐々に近づいてくる
15cm
10cm
5cm
1cm…
私は強く目を閉じた
まだ…かな…?
いつまでたっても
唇に何かが触れる感触がなかったので目をあけた
「xxx…
そんなに強く…目を閉じなくても…」
赤葦くんは声を殺して笑っていた
『なっ…//』
私は顔を赤くして言う
『笑うなんてひどいっ』
「クスッ
ごめん」
チュッ
唇をとがらせていると何かが触れた
「これで満足かな?お姫様」
『っ…
まだ足りない
これからずっと私がいいって言うまでして…』
「プロポーズ?」
『ち…ちがっ…』
「わかった
これから嫌というほどキスしてあげる」
赤葦くんはそう言うと
また私に優しくキスをした